ドローンお役立ち記事

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ドローンの資格とは?

ドローンを飛ばすのに資格は必要か?

近年、ドローンの普及率が高まり、測量、撮影他、様々な産業分野で積極的に活用され始めています。個人的にドローンを操縦してみたい、ぜひ、仕事で活用してみたい、事業に導入したいと思う方も増えているのではないでしょうか? 

 現在、ドローンには、飛行機や自動車のように、国が定める「免許」はありません。その意味では誰でもドローンを飛ばすことはできます。しかし、初心者が正確な操作スキルや法律や安全運用の知識がないまま、ドローン飛行をした場合には、想定外の出来事や事故が起こる可能性があります。例えば、航空法に触れて違反飛行になってしまったり、操作ミスや整備不良により墜落し、民家や自動車、人のいる所に落として損害や危害を与えてしまったり……。

 だからこそ、正確な操縦を行うためには訓練が必要であり、安全な運用を行うためには、法律や安全運用の知識が欠かせません。しかし、独学でそれらを習得するのは簡単なことではありません。

 そこでおすすめするのが、ドローン関連の各協会が独自に認定する資格です。各協会は資格認定のためにスクールや試験を行っており、十分な操縦技術や知識を身につけることが可能です。



JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)


認定資格の概要

 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は、日本の無人航空機の新たな市場の創造支援と産業の健全な発展の貢献を目的として、2014年に設立。2015年に日本で初めてドローンの操縦士と安全運航管理者養成スクールの認定制度を開始した団体です。全国にあるJUIDA認定スクールでJUIDAが定める科目を修了すると、JUIDA認定資格が取得できます。なお、JUIDA認定資格は、「無人航空機操縦技能証明書」「安全運航管理者証明書」の2つに分けられます。

認定資格取得のメリット

JUIDAは、2017年6月より、国土交通省の所要の要件を満たす管理団体として、国土交通省航空局のホームページに掲載されており、ドローン飛行の申請を行う際、有利です。また、無人航空機操縦技能証明だけでなく、安全運航管理者の証明があることで、他のドローン操縦者を監督する役割を担うことができます。


認定資格取得までの流れ

JUIDAは、2017年6月より、国土交通省の所要の要件を満たす管理団体として、国土交通省航空局のホームページに掲載されており、ドローン飛行の申請を行う際、有利です。また、無人航空機操縦技能証明だけでなく、安全運航管理者の証明があることで、他のドローン操縦者を監督する役割を担うことができます。

 2つの認定資格、「無人航空機操縦技能証明書」「安全運航管理者証明書」のどちらも、JUIDA認定スクール(操縦技能コース・安全運行管理社コース)に入校し、3〜4日間で所定のカリキュラムを修了。その後、JUIDAに入会し、証明書を申請することで、証明書が交付されます。

 操縦技能コースでは、ドローンを安全に飛行させるための知識と技術を学びます。無人航空機の歴史や飛行原理などの概論、ドローンに関わる法律、自然科学、運用などの座学講習、整備・点検から基本操作、応用操作まで学ぶ実技講習を受け、最終日に操縦実技試験が行われ、合否が決まります。

 安全運航管理者コースは、JUIDA操縦技能証明書を取得し、かつ飛行業務の経験を有する方を対象としています。カリキュラムは、安全管理、安全とリスク対策、リスクアセスメント演習です。



DPA

認定資格の概要

DPA(ドローン操縦士協会)は、ドローンに関連する問題を解決すべく、ドローン操縦技術に関して認定ライセンスを構築し、ドローンの航空安全の保全のための教育事業を行うことを目的とし、2016年6月に設立された団体です。

 認定資格には、一般的な回転翼航空機の操縦技術を認定する「操縦士資格(飛行レベルにより3等級の資格がある※)と、座学・実地を講習する際に必要な基礎知識を認定する「インストラクター資格」(飛行レベルにより3等級の資格がある※)があります。また、整備士資格(技能レベルにより2等級の資格がある)の制度を設計中です。

 全国にあるDPA認定スクールで所定のカリキュラムを修了すると、認定資格の申請ができます。

※現状、ドローン操縦士回転翼3級・ドローン操縦士回転翼3級インストラクター資格を認定。ドローン操縦士回転翼2級および1級・ドローン操縦士回転翼2級および1級インストラクター、ドローン整備士2級は制度設計中。


認定資格取得のメリット

 DJI CAMP、JUIDAと同様、飛行許可を申請する際、手続きが簡略化されるメリットがあります。

 また、DPA認定資格は、「小型無人機の利活用と技術開発のロードマップ」に基づく制度設計を行っており、飛行レベルと、機体の形状によって、資格の種別を設けていることが特徴です。例えば、3級では、手動航行で目視内飛行ができる技術が身につきます。2級では、自動航行で目視内飛行ができ、精密農業、空中写真測量、外壁点検などの分野で活躍できる技術・知識が身につきます。さらに3級では、目視外飛行が可能となり、離島や山間部への荷物配送や、被災状況の調査、消火活動の支援などを行える技術・知識が身につきます。


認定資格取得までの流れ

 DPA認定校に講座申込を行い、所定のカリキュラムを修了した上で筆記、実技両方の試験に合格した後、DPAに技能会員登録を行い、オンライン講座を受講。修了すると、認定証の申請が可能になります。




DJI CAMP


認定資格の概要

DJAは、世界のドローン市場をリードする、中国のドローンメーカー。DJI CAMPは、DJI JAPANN株式会社が企業向け開催している認定資格プログラムです。ドローンの正しい知識、正しい操縦法、飛行モラルを習得しているかを評価し、DJIのマルチコプター(ドローン)を、正しく安全に使用できる操縦者を認定しています。試験に合格すると、「DJIスペシャリスト」に認定され、認定書が発行されます。


認定資格取得のメリット

国土交通省へドローン飛行許可申請を行う際、「DJIスペシャリスト」であることを添付資料として使うことで、ドローンに関する知識や経験を有していることを証明できます。

 また、DJIユーザー向けのドローン保険(DJA賠償責任保険)が約10%割引されます。


認定資格取得までの流れ

DJI CAMPを受講するには次の3つの条件を満たしている必要があります。

  1. 法人または個人事業主であること
  2. ドローンの飛行操縦が10時間以上あること
  3. DJI製品のマニュアルを熟知しており、DJI社の機体を業務として運用している方


DJI CAMPを開催している、「DJI CAMPインストラクター企業」に受講申込みを行い、実際に受講し、試験に合格することで、DJIスペシャリスト認定証の発行の申請が可能になります。

 DJI CAMP認定資格の育成プログラム講座は全国で多数開催されているので、情報をチェックし、それぞれの予定に合わせて受講申込みを行うとよいでしょう。

 DJI CAMPは2日間のプログラム。座学講義と筆記試験、実技テストがあります。

 座学では、「操縦者の行動規範」「安全基準」「禁止事項」など基礎的な知識から、「電波や気象」「法律」についてまで、広範囲の知識を習得します。

 実技テストは、「機体のコンディションチェック」「離陸」「ホバリング」など基礎的な技術から、「対面で離陸地点に戻ってくる」「8の字旋回×2」といった応用技術まで評価します。実技テストの難易度は高く、GPSオフでの練習が必須。DJI CAMPは実技講習がないため、事前に各自で練習を行っておく必要があります。

 DJI CAMPのプログラムを受講後、オンラインテストを受講し合格すると、認定書の発行が可能になります。